Story |
![]() Tales of the World: Radiant Mythology 3 ![]() |
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Genre | For Your Sake RPG |
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Platform | PSP |
Release Date | Feb 10, 2011 |
Story
Currently not recorded in Tales of the Rays.
Skits
1 | Kanonno Grassvalley | Butler-like Foster Father 執事兼親代わり | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | Miss, there is someone staring me down right now-fu. | 姐さん。さっきから熱い視線を感じるんでフが~。 | |
2 | Now, now, Grassvalley. You can't be looking after Bienfu for too long, in his master's eyes he's a bad influence on you. | これこれ。グラスバレー。あまりビエンフーを眺めすぎてはいかんぞ。お主の目に多大な悪影響を及ぼすやもしれん。 | |
3 | Don't say that as if I'm a poison to you-fu! | ボクを目の毒みたいに言わないでくださいでフ! | |
4 | Ah, I'm sorry you two. Bienfu just reminded me of someone I'm well acquainted with. | あっ、二人ともごめんね。ビエンフーをみてたらつい知り合いのことを思い出して。 | |
5 | Of a master you knew in your original world? Or maybe their appearance is similar to that of a normin? | お主の元いた世界の知り合いか? もしやそやつもノルミンのような見た目なのかえ? | |
6 | Not exactly, but their doll-like appearances are similar. His name is Rocks. | うん。ちょっと違うけどお人形みたいなところは同じかな。ロックスって言うの。 | |
7 | Bienfu's top hat reminded me of Rocks and his butler-like appearance. | ビエンフーのシルクハットをみてたらロックスの執事服姿が目に浮かんだんだ。 | |
8 | So he's a gentleman who dresses in formal attire like me. I'm sure we'd get along. So what kind of relationship did you two have-fu? | フォーマルな大人の服装を好む紳士、というのもボクと同じでフね。なんだか気が合いそうでフ。二人はどんな関係なんでフか? | |
9 | Rocks was originally my parents' butler, but when I lost them at a young age, he raised me as if I were his child. | ロックスはもともと私の両親の執事だったの。でも私が幼い頃に両親が亡くなってね、それからずっと彼が親代わりに私を育ててくれたんだよ。 | |
10 | Speaking of, Bienfu, you seem to have known Magilou for a long time and you seem to take good care of her as well. | そういえば、ビエンフーってマギルゥと昔からの知り合いみたいだしよくお世話をしてるよね。 | |
11 | Bienfu, are you also a butler to Magilou that had to raise her when she was younger? | もしかしてビエンフーもマギルゥの執事兼育ての親みたいな存在だったりするの? | |
12 | Grassvalley, I'm glad you noticed-fu! Indeed a long time ago- | グラスバレー! よく気づいてくれたでフ! そう、話せば長いでフが――― | |
13 | Bienfu, what disasters are you looking to bring upon yourself? | ビエンフー。口は災いの元じゃぞ? | |
14 | Please no more of your scary stare... Anyways, I think I'd like to meet Rocks, as he seems like a nice guy-fu. | ね、姐さんの目が怖いでフ・・・・・・。と、ともかくボクもロックスと会ってみたくなったでフよ。きっといい奴なんだってわかりまフ。 | |
15 | Though there is one thing troubling about him, and that is he likes a chubby figure, so his food is often high in calories. | けど困ったところもあってねぽっちゃり体型が好みみたいで、ロックスの料理はカロリーが高いことが結構あるんだ。 | |
16 | While there are many people who eat what they are recommend, and end up gaining weight...there isn't any bad intentions behind the cooks. | 美味しいからって進められるままに食べちゃうと気がついたら太ってたって人もたくさんいて・・・・・・。本人はまったく悪気はないんだけどね。 | |
17 | Hmm, now that you mention it lately I've been... Could it be... | むっ。そういえば最近、儂も・・・・・・。もしや・・・・・・。 | |
18 | .......I-I just remembered I have something I need to do-fu. | ・・・・・・・・・・・・ボ、ボクはちょっと用事が。 | |
19 | Bienfu, do you enjoy playing pranks? You must've really enjoyed me gaining weight without me noticing. | ビエンフー、イタズラは楽しかったかえ? 儂が知らず知らずに肥えていく姿はさぞ滑稽じゃったろうな。 | |
20 | P-Please wait! This is a misunderstanding! Besides, even if you gain weight you can always lose it again! | お、落ち着いて欲しいでフ! 誤解でフよ! それにたとえ太ってもまた瘦せればいいだけじゃないでフか! | |
21 | Then I guess you'll have to assist in my exercise. I'm feeling up for some boxing, and since I'm your master, you can't refuse. | なら悪いが運動に付き合ってもらおうかのう。いまは無性に拳を鍛えたい気分じゃ。言っておくが、お主に拒否権はないからの。 | |
22 | Are you perhaps looking to do some fighting practice? I also often did that with Rocks, I guess they share that as well. | もしかして戦いの練習? 私もロックスとよくやったよ。そこも同じだね。 | |
23 | Bien! This is not the same! It's so baad-fu! | ビエーン! そこは絶対違うでフ! ソーバーッド!! |
2 | Kanonno Grassvalley | 思い出のケーキ | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | よしっ、出来た! | ||
2 | 上手く焼けていますね。あとで皆さんにもお声がけしましょう。 | ||
3 | これは、ケーキの匂いか? | ||
4 | アイゼンさん。はい、グラスバレーさんとバナナケーキを作っていたんです。 | ||
5 | なんでも、大切な家族との思い出の品だとか。 | ||
6 | ライラさんがお菓子をつくるのが上手だって聞いて、手伝ってもらっていたんです。 | ||
7 | 私、レシピは教えてもらっていなかったのでなかなか味が再現できなくて・・・・・・。 | ||
8 | それでライラの手を借りていたというわけか。 | ||
9 | はい、ライラさんのおかげでロックスがいつも作ってくれてたものに近づけたと思います。 | ||
10 | ・・・・・・そうか。 | ||
11 | 良かったらアイゼンさんも食べていきませんか? | ||
12 | すまない、このあと出かける予定なんでな。代わりにエドナを誘ってやってくれ。 | ||
13 | そうですか・・・・・・残念。 | ||
14 | では、次の機会にぜひ。 | ||
15 | そうだ。アイゼンさん。コニャックっていうものが手に入るところを知りませんか? | ||
16 | コニャックだと? | ||
17 | はい、コニャックをきかせたバナナケーキが私のお父さんは好きだったみたいなんです。 | ||
18 | お酒が好きな人たちにはそっちの味のケーキも用意しようかなって。 | ||
19 | そういうことか。レイヴンのやつは別の意味でも大喜びしそうだな。 | ||
20 | わかった。手に入ったらお前にも届けるようにしよう。 | ||
21 | ふふっ、皆さんの楽しみが増えましたね。 | ||
22 | ありがとうございます! ライラさん、アイゼンさん。 | ||
23 | みんなが喜んでくれると私も嬉しいです。 | ||
24 | そっか・・・・・・。ロックスもきっと、こういう気持ちで私たちのことを見守ってくれていたんだね。 | ||
25 | さあ、グラスバレーさん。あとは切り分けて、お茶会の準備をしておきましょう。 | ||
26 | うん! |
3 | Kanonno Grassvalley | あなたに見せたい景色 | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | わあ~! 噂には聞いていましたが、綺麗な島ですね! | ||
2 | そうですね! それに、空気もおいしいです。これがジルディアなんですね。ティル・ナ・ノーグに生まれた、新しい島。 | ||
3 | すごく素敵でしょ? この島の魅力を 早くみんなにも知ってほしかったから、今日は ライラさんとエステルさんと一緒に来られて嬉しいな。 | ||
4 | こちらこそ、誘ってくださって嬉しいです。グラスバレーさんは、よく遊びにいらしてるんですか? | ||
5 | うん! パスカやイアハートと一緒にね。来る度に新しい発見があって楽しいの。生き物たちも、どんどん増えてるんだ。 | ||
6 | なんだか、島そのものの生命力を感じます。生き物たちと一緒に、島も成長を続けているんですね。育ち盛りの赤ちゃん・・・・・・でしょうか。 | ||
7 | ふふ、赤ちゃん・・・・・・! | ||
8 | わたし、何かおかしなことを言ってしまいましたか? | ||
9 | ううん。前にイアハートがね、この島はラザリスが生まれ変わったみたいだねって言ってたの。赤ちゃんみたいなラザリスを想像したら・・・・・・。 | ||
10 | そうだったんですね。ラザリス・・・・・・今はまだ眠ってるんですよね。 | ||
11 | 目を覚まして、この島の美しさを目の当たりにしたらきっと驚かれるでしょうね。 | ||
12 | だといいな。驚いて・・・・・・そして好きになってもらえたらって思う。 | ||
13 | そのためにも、わたしたちがまずこの島を好きになってたくさん楽しまないとですね! このあたりでお茶にしませんか? | ||
14 | そうしましょう! グラスバレーさんと バナナケーキを焼いてきたんです♪ | ||
15 | 隠し味に必要だったコニャックも手に入ったからこれまでで一番美味しく仕上がったんだよ。早速――― | ||
16 | あれ・・・・・・今何か、声が・・・・・・。 | ||
17 | ・・・・・・グラスバレー、聞こえる? | ||
18 | オリジナル・カノンノ! うん、聞こえるよ。久しぶりだね。 | ||
19 | ジルディアは順調に育っているみたいね。・・・・・・ラザリスも、落ち着いているわ。 | ||
20 | よかった・・・・・・。 | ||
21 | 目覚めはまだ遠いけれど、前よりも私の声を聞いてくれるようになってきているの。今日は、あなたに伝えたいことがあってね。 | ||
22 | ラザリスが、何度も思い返している絵があるの。あなたが描いたルミナシアとジルディアの未来の絵よ。 | ||
23 | ラザリス・・・・・・! あの時は、拒絶されてしまったけどもう一度、見たいと思ってくれてるのかな。 | ||
24 | 目が覚めたら、また見せてあげて。 | ||
25 | うん・・・・・・! うん! 絶対、見せるよ! | ||
26 | ラザリスのこと、お願いね。 | ||
27 | ありがとう。またね。オリジナル・カノンノ。 | ||
28 | グラスバレー、大丈夫です? お茶が入りましたよ♪ | ||
29 | ありがとう! すぐ行くね! | ||
30 | ・・・・・・約束だよ、ラザリス。 |
4 | Kanonno Grassvalley | 命の繋がり | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | よいしょ、と。トマトの収穫はこれで終わりかな? | ||
2 | はい。みなさん、お疲れ様でした。 | ||
3 | 本当に疲れた~! 畑仕事って、こんなに大変だったんだね。 | ||
4 | でも、頑張った分、きっと今日のご飯は美味しくなると思うよ。 | ||
5 | そうだね! あー、帰ったらお腹いっぱいご飯が食べたいなぁ。 | ||
6 | でも、その前にこの畑のおじいさんに報告しなきゃ。 | ||
7 | あの、その方が今回のお仕事の依頼者さんだったのですか? | ||
8 | うん。おじいさん、ギックリ腰のせいでしばらく畑のお世話が出来なくて困ってたんだ。 | ||
9 | それで、私たちが代わりにお世話を引き受けたんだ。 | ||
10 | 最初は大変だったよね。ちゃんとお水をあげても元気がなくなったり・・・・・・。 | ||
11 | 畑が動物に荒らされちゃったときもあったよね。 | ||
12 | あのときはショックだったけどおじいさんは、いつものことだって笑って許してくれて・・・・・・。 | ||
13 | 私たちもすっごく勉強して毎日交代でお世話したんだよ。 | ||
14 | なるほど。その結果、立派なトマトを収穫できた、ということですね。 | ||
15 | うん! 実ったのを見たときは本当に嬉しかったなぁ。 | ||
16 | でも、不思議だよね。それからお店で並んでいるトマトを見るとちょっと感動するようになっちゃった。 | ||
17 | あっ、それ私も同じ! この子たちも誰かが一生懸命育ててくれたんだって思うと目がウルっとしちゃって・・・・・・。 | ||
18 | そうだね。きっとそれは、私たちが命の繋がりを感じ取れたからだと思うよ。 | ||
19 | 命の繋がり、ですか? | ||
20 | えっとね、私たちは誰かから少しずつ命をもらって今日を生きてるの。 | ||
21 | だから、その繋がりに感謝して毎日を生きていかなくちゃいけないんだよ。 | ||
22 | ・・・・・・そうですね。私、グラスバレーさんがいつもご飯を食べるときに感じていたことがわかった気がします。 | ||
23 | グラスバレーさんはいつも、「いただきます」と「ごちそうさま」を気持ちを込めて言っていましたから。 | ||
24 | グラスバレーさんにとってとても大切な言葉だったのですね。 | ||
25 | うん。食べることも生きることもきっと当たり前だと思っちゃいけない。 | ||
26 | だから、このトマトだって誰かに大切に食べてもらわなきゃ。 | ||
27 | ねえ、だったらこの後お店で売られるまで手伝うのはどうかな? | ||
28 | あっ、それいいかも! どんな人が買っていくのか見たいし! | ||
29 | ふふっ、そうだね。私たちの育てたトマトでたくさんの人に喜んでもらおう! |
1 | Lazaris | 欲と創造 | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | これはラザリスが帝国の研究室から抜け出した直後の物語です。 | ||
2 | (・・・・・・鳥のさえずり。別の世界であっても自然界に違いはないのか) | ||
3 | (動物はいい・・・・・・。人間と違って生きることだけを望み、欲による創造をしない) | ||
4 | ・・・・・・・・・・・・静かだ。 | ||
5 | おいおい。誰の許可をとってここを通ろうとしているっすか。すぐに通行料として有り金全部置いてくっす。 | ||
6 | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||
7 | あぁ? 何見てるっすか? まさか俺が新しく考えた通行料商法に感動して弟子入りでもしたくなったっすか? | ||
8 | 通行料・・・・・・金か・・・・・・。くだらないな。僕の目の前から立ち去れ。 | ||
9 | く、くだらない!? あんたは金の大切さがわかってないっす! | ||
10 | 金がなければ未来はないっす。逆に言えば金さえあれば幸せな日々を創造できる。金で鯛を釣り放題ってやつっすよ。 | ||
11 | そう、金があればニャバクラのツケによるストレスからも解消され毎日ニャバクラ三昧できるっすから! | ||
12 | ふん・・・・・・これが欲にまみれた人間の末路か。 | ||
13 | 人間? ケッ・・・・・・これだから素人は。俺はかめにんっすよ。 | ||
14 | ちなみに、かめにんはかめにんっす。それ以上でも亀でもないっすから覚えとけっす。 | ||
15 | まあ、俺はそんなかめにんの中でもダークなショウ油で煮込まれたかめにん界のオンリーワンな存在。 | ||
16 | ダークかめにんっすけどね! | ||
17 | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||
18 | って、なに素通りしようとしてるっすか! 亀の顔も三度まで、もう許さないっすよ!! | ||
19 | ふん・・・・・・。 | ||
20 | な、何がおかしいっすか? | ||
21 | まさか人間と同じくらい愚かな生物が他にいるなんてね。・・・・・・かめにん、か。覚えておくよ。 | ||
22 | こんなくだらないことをして・・・・・・お前も人間と同じくこの世界で生きるに値しない存在だ!! | ||
23 | うわあっ! ほんの冗談っす! もう新商法の創造はこりごりっす~!! |
2 | Lazaris | それぞれの世界のため | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | これはラザリスが不思議な声を聞きイクスたちの前から立ち去りアセリア領の世界樹に向かった時の物語です。 | ||
2 | ・・・・・・あの一撃を受けてまだ立つか。 | ||
3 | それはこっちの台詞だよ。さあ、そろそろそこを通してくれよ。 | ||
4 | 世界樹に近づくことは許さん。お前も、あの魔物もな。 | ||
5 | なるほど。僕の世界の民・・・・・・ジルディアの民を排除したというのは君か。 | ||
6 | つまりは君もヒトの味方というわけだね。あんな欲にまみれた人間達の・・・・・・。 | ||
7 | ・・・・・・勘違いも甚だしい。 | ||
8 | 違うというのかい? | ||
9 | 私は王として、私の世界、そしてその民のためこの世界樹が大いなる実りを迎える時までここで見守るというだけだ。 | ||
10 | ・・・・・・自分の世界、そして民のため。この世界のヒトのためではないというわけか。 | ||
11 | 世界樹に害を及ぼす者ならば何者であろうと容赦はしない。 | ||
12 | ・・・・・・僕は世界樹を傷つけるつもりはない。君と同じような想いがあるから世界樹を目指しているんだ。 | ||
13 | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||
14 | 僕には新たに得た力がある。やり合い続ければ身を滅ぼすことになるよ? | ||
15 | たとえお前が何度蘇ろうと私はその度にお前を打ち払う。この身が朽ちるまでな。 | ||
16 | お前たち、こっちだ! 何がなんでもラザリスを討ち取るぞ!! | ||
17 | しぶとい奴らだ。 | ||
18 | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||
19 | ・・・・・・これ以上は時間の無駄だね。 | ||
20 | 立ち去れ。 | ||
21 | ああ。君にその世界樹はくれてやる。 | ||
22 | (そう・・・・・・この世界には世界樹がもう1つあるからね) |
3 | Lazaris | 居場所 | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | これはラザリスがアセリア領でダオスと対峙した後もう1つの世界樹を求めて1テセアラ領に向かった時の物語です。 | ||
2 | アセリア領では邪魔が入ったけど・・・・・・この世界には、もう1つ世界樹がある。 | ||
3 | 急ごう・・・・・・僕が、僕として・・・・・・ジルディアとして生きるために・・・・・・。 | ||
4 | ルミナシアは変わったの。ジルディアもヒトが生きていける環境に変わった。みんなお互いに変わって未来では1つになれたんだよ。 | ||
5 | 私は未来のあなたを知っている。だから、もう一度だけ考えて欲しいの。 | ||
6 | ラザリス。私たちと一緒に生きようよ。きっとこの世界でも私たちならできる。この絵が、その証明だよ。 | ||
7 | やめろ・・・・・・やめろ、やめろ! | ||
8 | 一緒に生きる? 勝手に生み出しておきながら僕を見捨てようとした愚かなヒトが住むこの世界で? | ||
9 | あんな捻じ曲げられた偽りの未来、僕は信じない。この世界でこそ、ジルディアの再生を――― | ||
10 | あんたが噂のラザリスかな? よ、初めまして。 俺はマークだ。 | ||
11 | 噂の・・・・・・? そうか、彼らの仲間なんだね。君も僕の邪魔をする気かい? | ||
12 | 君も・・・・・・ってことは、もしかしてアセリアであんたと戦ったのは・・・・・・。―――いや・・・・・・まあ、いい。 | ||
13 | 間接的にしか聞いてないけどよ。この世界をジルディアとやらに変えられちまったら困るんだよな。 | ||
14 | 困る・・・・・・? どうしてこの世界に執着するの? | ||
15 | 争って、憎み合って、欲しがって愚かな創造を行っても まだ満たされることのない、醜い世界に・・・・・・。 | ||
16 | 争いが起きていることは否定しないさ。事実、俺たちは今その真っ只中にいる。でも醜いとか愚かとかは、正直わからねぇな。 | ||
17 | 俺たちはこの世界に生きている。これからも生きていきたい。だから世界を消されるわけにはいかない。それだけだ。 | ||
18 | ・・・・・・さっきも同じようなことを言われたよ。あれは鏡精だったかな・・・・・・。 | ||
19 | 君たちはいつだってこれからの話をするけれど生まれることすらできなかった僕の気持ちはわからないだろう? | ||
20 | そいつを言われちまうと交渉の余地なしって感じになっちまうな。 | ||
21 | ようやく目覚めたと思ったら生きることすら否定される。『これから』なんて、そもそも存在しないんだよ。 | ||
22 | でも僕には力がある。僕の思う世界を創り上げることができる。ねえ、もういいだろう? | ||
23 | おっと、この魔物の数はシャレにならねぇな・・・・・・。 | ||
24 | 僕はもう行くよ。その子たちと遊んでてね。 | ||
25 | ・・・・・・わからないよ。どうしてこんな世界を守りたいと願うのか。生きたいと思えるのか。 | ||
26 | ウソじゃないよ! 私たちも見たもの! 新しいルミナシアとジルディアの世界を! | ||
27 | ・・・・・・惑わされない。どの世界に引きずり出されても結局僕は・・・・・・僕だけは生きることを否定される。 | ||
28 | 死ぬ気で奪うよ、生命の場を。この世界でも、僕はやり尽くすことを選ぶ。 | ||
29 | 僕は僕として・・・・・・ジルディアとして、今度こそ自由に生きるんだ。 |