Story |
![]() Gintama ![]() |
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Platform | Manga/Anime |
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Release Date | Dec 8, 2003/Apr 4, 2006 |
Story
Currently not recorded in Tales of the Rays.
Skits
1 | Gintoki | 人生のバイブル | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | おい、イクス。袋の中にあれこれ詰め込んで、何やってんだ? | ||
2 | 準備をしてるんですよ。今度、大規模な遺跡調査をするんです。何日かかるかわからないから念入りに用意しないと。 | ||
3 | あー、んなもん必要ねーよ。全部置いてけ。 | ||
4 | えっ。 | ||
5 | そんなバカでかい荷物背負ってウロついてみろ。消費APハンパねーぞ。 | ||
6 | し、消費AP・・・・・・? ええと・・・・・・体力の消耗が激しいってことかな? 言われてみれば、確かにそうですね。 | ||
7 | でも、荷物を全て置いていくというのはすごく危険だと思います。 | ||
8 | テントに燃料、予備の武器と防具・・・・・・せめて非常食だけでも持っていきませんか? | ||
9 | 却下だ。これさえありゃ全て事足りるっつーの。 | ||
10 | これは、漫画ですか? | ||
11 | ただの漫画じゃねぇ・・・・・・ジャンプだ! | ||
12 | これには大海原の進み方から記憶喪失の治し方女子との甘酸っぱい青春の過ごし方まで事細か~く描いてある。 | ||
13 | ジャンプは人生のバイブルだ! | ||
14 | 漫画はパスカルさんに読ませてもらったけどただの娯楽だと思っていました。 | ||
15 | まさか、そんなにすごいものだったなんて俺、ちっとも知りませんでした! | ||
16 | 驚くのはまだ早えーよ。二つ重ねれば枕になるし腹に仕込めば強力な防具にもなる。 | ||
17 | その上、燃料にもなるし、軽く揉んでやれば上質なちり紙にもなる。 | ||
18 | すごいな・・・・・・ジャンプ・・・・・・。あの、俺も読んでみたいです! | ||
19 | おう、読め読め。読んだら感想教えろよ。 | ||
20 | はい! | ||
21 | イクスさまと銀時さまが盛り上がってますね。なんだか、小さい子供みたいな顔になってますよ。 | ||
22 | ふふ・・・・・・可愛いわよね。二人とも。 |
2 | Gintoki | おやつの時間 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | あー、腹減った。そろそろ糖分とらねぇとな・・・・・・。 | ||
2 | ・・・・・・おっ。テーブルの上に、おやつの山発見。 | ||
3 | ・・・・・・パイか。なかなかシャレたもん置いてるねぇ。さすがは剣と魔法のファンタジーだ。 | ||
4 | では、遠慮なくいただきます。 | ||
5 | おい、ちょっと待て!? そいつは俺のピーチパイだぞ! | ||
6 | あァ? こんだけたくさんあんだから一つくらい、いいじゃねーか。 | ||
7 | いいわけねえだろ。それはな、エリーゼがクレアと一緒に作った・・・・・・。 | ||
8 | もぐもぐ・・・・・・。 | ||
9 | って、もう食ってやがる!? | ||
10 | 悪くねぇが、もうちょい甘い方が好みだな。 | ||
11 | しかも、クレームまで・・・・・・! おい、いい加減にしろよ、お前・・・・・・。 | ||
12 | 大体、手づかみで食べるようなテーブルマナーもなってない奴に味なんてわかるわけねえだろ。 | ||
13 | テーブルマナーだァ? てめーどっかのボンボンか? ますますいけ好かねぇな。 | ||
14 | 俺もお前のような下品な男は嫌いだよ。 | ||
15 | 死んだ魚のような目、やる気のない態度達観したような振舞いも気に入らねえ。 | ||
16 | そりゃ奇遇だな。俺もおまえのスカした態度にムカついてたんだ。 | ||
17 | 本気の言葉は口にしねぇ。本心を隠して飾った言葉で煙に巻く。打算的に生きてりゃ、傷つかないとでも思ってんのか? | ||
18 | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||
19 | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||
20 | オイてめーらたかが菓子ごときで火花散らしてんじゃねェ。 | ||
21 | 俺がもっと旨くしてやるから等分に分けりゃいい。 | ||
22 | ハァ!? 何すんだテメェ! どっから湧いて出たァ! | ||
23 | なっ、何やってんだ!? | ||
24 | しらねェのか? マヨネーズの酸味が元の食材を引き立たせることで最高の味になんだよ。 | ||
25 | なるかァァァ! てめえ、せっかくの菓子を台無しにしやがってェェェ! | ||
26 | こんな非道が許されていいのか・・・・・・!? | ||
27 | いや、許されねぇ。許しちゃおけねェェェ! | ||
28 | やっぱ、こいつがないと味がしまらねえな。 | ||
29 | こんの、クソ味覚バカV字ハゲェェェェ! そこになおりやがれえええええええ! | ||
30 | オイ、なに怒ってんだ? | ||
31 | 怒ってない。怒ってないさ。ただ・・・・・・お前は許せねぇ!! | ||
32 | なんだ、足りなかったのか? 言えよ、いくらでもかけてやるから。今日は出血大サービスだ。 | ||
33 | そういう・・・・・・。 | ||
34 | 問題じゃ・・・・・・。 | ||
35 | ねぇんだよ! |
1 | Kagura | キャラ被り | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | エドナ、聞きたいことがあるネ。 | ||
2 | 何? | ||
3 | この間、エドナが戦っているところ見たヨ。もしかして、おまえも夜兎族アルか? | ||
4 | ・・・・・・話の流れがよくわからないけど質問の答えは「いいえ」よ。ワタシは夜兎族じゃなくて、天族だもの。 | ||
5 | なんだ、じゃあただのキャラ被りだったアルか。 | ||
6 | キャラ被りって言い方なんだか釈然としないんだけど。 | ||
7 | 可愛くて毒舌で、人気投票も上位。妹キャラってところもおんなじネ。 | ||
8 | これは由々しき事態アルな・・・・・・。ファンの奪い合いになるネ。 | ||
9 | あなたが何を言ってるのかワタシにはちっとも理解できないわ。 | ||
10 | 考えるな! 感じるアル! 今私たちに必要なのはとにかく個性を持つことアル! | ||
11 | とりあえず、被ってないとこを伸ばすアル。個性重視でいいとこ探して、オンリーワン目指すアル! | ||
12 | たとえば、エドナの傘にぶら下がってるそれネ。人形アルか? てるてる坊主的なものアルか? もしかしてエドナ・・・・・・人形に話しかけちゃう系アルか? | ||
13 | ちょっと、勝手に触らないで。 | ||
14 | よく見たらこの人形、服着てないヨ。てことは全裸マスコットアルか! 帽子の中はどうなってるネ? 確かめるアル! | ||
15 | ・・・・・・ぬああああっ!! 我の姿を侮辱するでないッ!! | ||
16 | おおっ、人形が喋ったアル! | ||
17 | 人形じゃないわ。彼はノルミン天族最強の漢よ。自称だけどね。 | ||
18 | 自称に非ず! 我が名はフェニックス! ノルミン天族最強の漢なり! | ||
19 | これ、エドナのペットアルか? | ||
20 | まあ、そんなとこね。 | ||
21 | 我はペットではない! なぜなら、我は不死鳥! 我が名は―――。 | ||
22 | 私もペット飼ってるアル! 定春いうネ! とっても可愛くてでっかいアル! | ||
23 | あ! またキャラ被ったアル! | ||
24 | くっ・・・・・・またしても秘かに練習した段取りが・・・・・・。 | ||
25 | ハァ・・・・・・もういいでしょう。別に、お互い被ってても。 | ||
26 | エドナは気にしないアルか? | ||
27 | どうでもいいわ。 | ||
28 | そっか! だったら私たちお揃いネ! 仲良くするアル! | ||
29 | ・・・・・・何でいきなりそうなるのよ。 | ||
30 | よく考えれば最近は一人よりグループの方が人気出るネ。 | ||
31 | ユニットで売り出せば人気爆発アル。握手券つければCD売れまくりネ! | ||
32 | ちょっと。くっつかないでよ。 | ||
33 | じゃあ、さっそく二人で遊びにいくネ。仲良くなってコンビの結束を高めるアル。 | ||
34 | 結束!? これぞまさしく我が同胞たちに必要なもの! 汝のその心意気、我も最後まで見届けさせてもらおう! | ||
35 | 言ってること全然わかんないネ。エドナ、こいつも一緒に連れてくアルか? | ||
36 | もう、好きにしてちょうだい・・・・・・。 |
2 | Kagura | アネゴと姐御 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | げふーっ、ごちそうさまアル。お腹いっぱいネ! | ||
2 | エルもお腹いっぱいー。ごちそうさまでした。 | ||
3 | ちょっと神楽。顔中ソースだらけよ。 | ||
4 | お、気づかなかったネ。 | ||
5 | こら! 裾で拭いたら服が汚れちゃうじゃない!? | ||
6 | ・・・・・・はぁ。仕方ないわね・・・・・・。ちょっとじっとしてなさい。 | ||
7 | う~っ、くすぐったいアル。 | ||
8 | じっとしてなさい。もう少し我慢できるでしょ? | ||
9 | うう・・・・・・アネゴがそう言うなら我慢するアル。 | ||
10 | そのアネゴって呼び方 いい加減止めてほしいんだけど・・・・・・。 | ||
11 | ねー、なんで神楽はミラのことアネゴって呼ぶの? | ||
12 | アネゴはアネゴネ。正確にはアネゴ二号とか、金のアネゴとかアネゴマークツーとかアル。 | ||
13 | ミラはミラですー! エルのミラに変な名前つけないでよね! | ||
14 | 別にあなたのミラって訳でもないけどね・・・・・・。 | ||
15 | だいたい、神楽って子供だよねー。顔中ソースでベッタベタにするなんてさ。 | ||
16 | そういうエルも、ついてるわよ。 | ||
17 | ええっ!? ウソっ! | ||
18 | あははは! エルはお子様アルな。 | ||
19 | 子供じゃないもん! エルはちゃんと大人だよ! | ||
20 | あ、ほら、エルったらまたトマト残して。好き嫌いしてると大きくなれないわよ? | ||
21 | あうう・・・・・・。 | ||
22 | エルはトマト食べられないアルか。 | ||
23 | 私はなんでも食べるアル! むしろ食べちゃいけないものも食べてるネ! | ||
24 | 神楽、それは自慢にならないわよ・・・・・・。 | ||
25 | エル、こっち向くアル。私がフキフキしてあげるネ。 | ||
26 | えっ、ちょっ!? そうじゃなくて・・・・・・ふぎゃっ! | ||
27 | そーれ、フキフキ。お客さん、かゆいところはございませんか~。 | ||
28 | ふにゃあああああっ!? | ||
29 | よし、一丁あがりヨ! これで完璧ネ!! | ||
30 | むううう、これっぽっちも完璧じゃありませ―――ん!! | ||
31 | ふ・・・・・・ふふ・・・・・・あはははっ。 | ||
32 | 二人とも、案外いいコンビじゃない。ルドガーみたいに、神楽もエルの相棒にしてあげたら? | ||
33 | だ、駄目! エルのアイボーはルドガーだけ! | ||
34 | なんだ、子供が遠慮なんてすんなヨ。 | ||
35 | 子供じゃないもん! | ||
36 | あっ、いいこと思いついたネ。相棒がダメなら、私がエルのアネゴになってやるアル。 | ||
37 | えっ? | ||
38 | 私のアネゴがミラで、エルのアネゴが私ネ。アネゴのアネゴなら、アネゴも同然。アネゴが二人いれば世話焼かれ放題アル! | ||
39 | ふふっ、随分と強引な考えね。 | ||
40 | えっと、アネゴとアネゴで・・・・・・。うう~、なんか混乱してきちゃった。 | ||
41 | 決まりアルな! じゃあ今日から一緒の部屋で寝るネ! 私の世界じゃ、家族は川の字になって寝るアルヨ! | ||
42 | 全く・・・・・・しょうがないわね。今日だけは付き合ってあげる。 | ||
43 | ミ、ミラが行くならエルも一緒に行く! | ||
44 | よーし、お風呂入ってパジャマに着替えたら私の部屋に集合アル! |
1 | Katsura | いい目をしている | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | お兄さんが新入りキュ ? なかなかいい目をしているキュ。 | ||
2 | おお・・・・・・! | ||
3 | おいヅラ。なに震えてんだ。 | ||
4 | ヅラじゃない桂だ。それに震えてなどいない。ちょっと取り乱しただけキュ。 | ||
5 | 取り乱してんじゃねぇか! しかも語尾に変なもんついてるぞ! | ||
6 | 二人ともやめるキュ。そんな大きな声を出したらみんなビックリするキュ。 | ||
7 | くっ・・・・・・ラッコのくせにやたら常識的なこと言うじゃねぇか。 | ||
8 | キュッポはモフモフ族キュ。 | ||
9 | モフモフ族・・・・・・だと!? | ||
10 | ど、どうしたヅラ! | ||
11 | 気にするな。あまりにピッタリで愛らしい名前に興奮してちょっと呼吸が苦しくなっただけだ。 | ||
12 | より悪化してんじゃねーか! | ||
13 | しかし、モフモフ族・・・・・・なんと愛らしい・・・・・・。 | ||
14 | そういやお前、動物好きだったな。 | ||
15 | よーしよし良い子だ。ほら、たまたま持っていたホタテをやろう。 | ||
16 | いや、なんでそんなもんたまたま持ってんだよ。 | ||
17 | キュ―――ッ! | ||
18 | 今度はなにー!? | ||
19 | ・・・・・・はっ! すまないキュ。キュッポには感情が昂ぶるとホタテを割るクセが・・・・・・。 | ||
20 | どんなクセだよ! ラッコか!? やっぱラッコなのか!? | ||
21 | きゅ―――っ! | ||
22 | こっちもかよォォォォ! | ||
23 | すまない。俺も興奮すると悪しき現体制を叩き割りたい衝動が・・・・・・。 | ||
24 | それこそどんなクセだよ! つーか、急に攘夷志士っぽいこと言ってんじゃねぇよ! | ||
25 | やはり、いい目をしているキュ。先ほどの気合いもお見事キュ。 | ||
26 | 押忍! 恐縮です! | ||
27 | 本物の戦士と見込んだキュ。あっちでお話するキュ。 | ||
28 | 押忍! | ||
29 | おい、どーすんだよ。新たな変態コンビが誕生しちまったぞ・・・・・・。 |
2 | Katsura | 異世界のキャプテン | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | ん、チャットじゃねぇか。それに桂だっけ。なんの話してんだ? | ||
2 | はい。こちらの桂さんから、とあるキャプテンの冒険譚を聞いていたんです。 | ||
3 | キャプテン・・・・・・? | ||
4 | 男の名はキャプテンカツーラという。 | ||
5 | ・・・・・・なんだそりゃ。ていうか、そのカツーラってお前のことだろ。 | ||
6 | カツーラじゃない桂だ! 確かに、俺とは何かと共通点が多いがあくまで別人。キャプテンカツーラは宇宙をまたにかける海賊だ。 | ||
7 | 宇宙・・・・・・! いったいどんな場所なんでしょう! | ||
8 | それにキャプテンカツーラの世界に晶霊はいないそうですから、バンエルティア号とはまったく違った技術で飛ぶはず! 興味深いですね! | ||
9 | わかったからちょっと落ち着けって。 | ||
10 | あ、ボクとしたことがつい興奮して・・・・・・。 | ||
11 | 好奇心旺盛なのは素晴らしいことだ。幕府の犬に嗅ぎつけられてはかなわんので詳しいことは話せないが・・・・・・。 | ||
12 | キャプテンカツーラはなんだかすごいカラクリですごい飛んで宇宙の果てまですごい旅をするのだ。 | ||
13 | 『すごい』しか言ってねぇぞ。ほんとにわかってんのか。 | ||
14 | なるほど・・・・・・それはすごそうですね! | ||
15 | いいのかよ!? | ||
16 | それで、キャプテンカツーラはどんな冒険をしてきたんですか!? | ||
17 | そうだな・・・・・・。 | ||
18 | 江戸を破壊しようとする恐ろしいテロリストと戦ったり・・・・・・。 | ||
19 | いわれなき罪で投獄された時は、同じような境遇の者たちと協力して脱走したこともある。 | ||
20 | おお! 悪党の退治、仲間との脱獄・・・・・・! | ||
21 | へえ、なんかほんとにすげぇ冒険してんだな。 | ||
22 | あとは、エリザベスと共にTV番組に出演しお茶の間を沸かせるなど・・・・・・。 | ||
23 | ちょっと待て。それはなんか違わねぇか? | ||
24 | クールなナイスガイであるキャプテンカツーラの意外な一面が見られるほっこりエピソードだぞ。 | ||
25 | しかし、なぜか番組の後半の記憶がないのだ。確かあの時、エリザベスが・・・・・・。 | ||
26 | やっぱお前のことじゃねぇか。 | ||
27 | だ、断じて違う。キャプテンカツーラは実際の人物、団体とはなんの関係もないのだ。 | ||
28 | おい、チャット。あんまりこいつの話を真に受けないほうがいいんじゃないのか? | ||
29 | どうしてですか? とても興味深いですよ! それに、キャプテンカツーラってなんだかリッドさんに似ている気がしますし。 | ||
30 | 似てねぇよ! 絶対! |
1 | Sougo | 上司の不満 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | はー、退屈だ・・・・・・。何かヒマつぶしねーかな。たとえば――― | ||
2 | 見回り中の土方にUFOが突っ込んで大爆発。見事なアフロヘアになってくたばるとか。 | ||
3 | 沖田さま、今のは言い過ぎですよっ。 | ||
4 | あれ? おかしいなァ。 | ||
5 | なにがおかしいんですか! 仲間にあんな酷いことを言ってはダメです! | ||
6 | いや、こういう場合、土方が聞いてて「総悟てめェ!」とか言ってくるのがいつものパターンなんだけどねィ。 | ||
7 | やっぱり別の世界ともなりゃあいつも通りにはいかねーや。 | ||
8 | じゃ、俺はちょっくら昼寝でも――― | ||
9 | 逃げないでください! | ||
10 | 何でィお前、羽なんか生やして。 | ||
11 | これは生まれつきです! って、誤魔化さないでください! | ||
12 | 沖田さまは、土方さまの部下なんでしょう? いいんですか、そんなこと言って。 | ||
13 | 気に食わねー奴の悪口くらい言うだろ。 | ||
14 | お前だってマスターにこき使われて山ほど不満溜まってんじゃねーのか。 | ||
15 | 不満なんてそんなのありません! ミリーナさまは素晴らしいマスターです! | ||
16 | 本当かァ? ちょっとくらいあるだろよ。不満じゃなくても、もっとこうしてほしいとかああしてほしいとか・・・・・・ねえ? | ||
17 | うう・・・・・・それは・・・・・・。 | ||
18 | ほぉら、やっぱりあるんじゃねーか。ぶちまけて見ろよ。 | ||
19 | 腹の中にイライラを抱え込んでるといつか思わぬところで爆発するぜィ? | ||
20 | ううっ・・・・・・。それじゃあ、一つだけ・・・・・・。 | ||
21 | も、もっと褒めてほしいです! それと褒める時は頭を撫でたりぎゅ~ってしたり! | ||
22 | ああっ、言っちゃった! | ||
23 | ・・・・・・何でィ、そりゃあ。 | ||
24 | もっとドロドロしたもんねーのかィつまんねーな。 | ||
25 | な、ななな、なんですかドロドロって!? | ||
26 | 人間、どんなキレーな面してても内にはドロドロしたもん抱えてるもんだ。 | ||
27 | だからほら、てめーももっとドロドロしようや。 | ||
28 | い、いやああああっ! |
2 | Sougo | 親の顔 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | そらそらァ ! | ||
2 | ・・・・・・ウゥ~。 | ||
3 | ・・・・・・ドサッ。 | ||
4 | もうギブですかィ呆気ねぇなぁ。 | ||
5 | 見事な腕前だな。今の技は誰に教わったのだ? あの土方という男か。 | ||
6 | バカ言わねーでくだせェ。あいつから教わったことなんざ一つもありませんぜ。 | ||
7 | ならば、師に鍛えられたか。才能もそうだが、良い師にも巡り会えたようだな。 | ||
8 | まあ、そんなところですかね。 | ||
9 | しかし、どうも危ういな。 | ||
10 | 鬼気迫ると言えば聞こえはいいがお前の剣は自分の命が勘定に入っていない気がする。 | ||
11 | 何でィ、急に。 | ||
12 | 危ういと言っているのだ。 | ||
13 | そいつはご心配どーも。 | ||
14 | ですが、俺が死のうが生きようがあんたにゃ関係ねェことでしょう。 | ||
15 | 私には関係なくともお前の死を悲しむ者はいるだろう。 | ||
16 | いやしませんよ。そんな人は。 | ||
17 | ・・・・・・そうか。すまない、余計なことを聞いてしまった。 | ||
18 | 気にしないでくだせェ。そういやあんた息子さんが一人いるんでしたっけ。 | ||
19 | ああ・・・・・・。父親らしいことは何もできていないがな。 | ||
20 | だが、そんな男でも息子には生きて幸せになってほしいと思う。 | ||
21 | 親とは皆、そういうものだ。 | ||
22 | お前の両親も、我が子が元気でいればそれで十分だと思っているだろう。 | ||
23 | へぇ、そうですかィ。 | ||
24 | ああ・・・・・・そういうものだ。 |
1 | Takasugi | 怖い男 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | ん・・・・・・あんたか。こうして会うのはあの時以来か。 | ||
2 | そうですね。お元気そうで何よりです。 | ||
3 | おいおい、心にもねぇこと言うんじゃねェよ。俺のことなんざてめーは興味ねぇだろ。 | ||
4 | いつだっててめーは冷静に・・・・・・いや、冷酷に切り捨てられるヤローだ。 | ||
5 | あなたの思い過ごしですよ。私は人並みに迷い悩む平凡な男です。 | ||
6 | 本当に凡庸なヤツはてめーのことをそんな風に言わねェもんさ。 | ||
7 | それに、俺は一度てめぇの中身を覗いてんだ。それなりにお見通しってわけだ。 | ||
8 | 昔は相当ヤバい研究をしてたんだろう? | ||
9 | さて、何のことでしょう。 | ||
10 | とぼけるこたぁねぇだろ。俺はてめーの中で『見た』んだからよ。 | ||
11 | しつこい人ですねえ。銀時があなたに近寄りたがらない理由がよくわかります。 | ||
12 | 研究もそうだが、他にも隠してんだろ? | ||
13 | あいにくあなたの期待に沿えるようなものは持ち合わせていません。 | ||
14 | フッ・・・・・・。そう簡単に手の内を明かしちゃくれねェか。 | ||
15 | フフ・・・・・・簡単に明かしても面白くないでしょう♪ | ||
16 | 高杉のヤロー、笑ってやがる・・・・・・。 | ||
17 | なんか一触即発って感じだな・・・・・・。 | ||
18 | おい、ルーク。お前行ってなだめるなり仲裁するなりしてこいよ。 | ||
19 | あんなの関わりたくないって! あんたこそ行ってこいよ! 幼なじみだろ! | ||
20 | やだよ! あいつ昔っからマジで冗談通じねぇんだぞ! | ||
21 | みんなで楽しく対戦ゲームしてたのに負けたら本気で怒って帰っちゃうタイプだって! | ||
22 | ジェイドなんて冗談半分に仮死状態になる毒を不意打ちで飲ませてくるんだぞ? ぜってーヤダかんな! | ||
23 | おや、そんな風に思っていたんですか。失礼ですね。あれは冗談なんかじゃなかったのに。 | ||
24 | この赤毛の坊主はてめーの仲間か。それにしちゃぁ、凄みがねぇというか・・・・・・。 | ||
25 | お、おい、銀時! なんとかしてくれよ! ・・・・・・っていない!? | ||
26 | 丁度いい。私のことが知りたければこのルークに聞いてください♪ きっと何でもペラペラ話してくれると思いますよ? | ||
27 | ・・・・・・。 | ||
28 | い、嫌だああああっ! |
2 | Takasugi | 三味線と二丁拳銃 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | うげっ・・・・・・! | ||
2 | 人の顔見た途端にそんな反応するとは失礼な小娘だな。 | ||
3 | あたし、知ってんだからね。あんたが悪いヤツだってこと! | ||
4 | ヅラか銀時あたりに吹き込まれたか。まあ、間違っちゃいねェよ。俺には近づかないことだ。 | ||
5 | おい、近づくなって言わなかったか。 | ||
6 | あたしはここで待ち合わせしてんの。あんたこそどっか行きなさいよ。 | ||
7 | ちっ・・・・・・ガキのくせに度胸だけは一人前にありやがる。俺に構うんじゃねェ。 | ||
8 | ねえ、昨日の夜あんたが弾いてた楽器なんていうの? | ||
9 | つくづく空気の読めねェガキだな・・・・・・。ありゃ、三味線ってんだ。 | ||
10 | 変わった名前ね。音もベンベンベンベンって変なの。 | ||
11 | そいつは俺の腕前のせいさ。知り合いに腕のいい奴がいるがそいつの演奏を聴いてみりゃ印象は変わるだろうぜ。 | ||
12 | ふーん、あんたって友達いたんだ。意外。 | ||
13 | ダチじゃねぇよ。てめぇはころころ話題が変わるな。 | ||
14 | あ~、みんな遅いわね。銃の手入れでもしてようかしら。 | ||
15 | やれやれ、付き合いきれねェよ。ん・・・・・・得物は二丁拳銃か。 | ||
16 | なによ、文句ある? | ||
17 | いや、感心したのさ。ガキにしちゃ銃の扱いが手慣れてやがる。 | ||
18 | そうよ。女と思って甘く見たヤツにはコレで思いっきり痛い目見せてやるわ! | ||
19 | 威勢がいいのは嫌いじゃないぜ。 | ||
20 | あ、イリア! こんなところにいた! | ||
21 | ルカ! 遅いじゃないの! どんだけ待たせんのよ! | ||
22 | 僕たちは先に行って待ってたよ! いちいち待ち合わせするのがめんどくさいから現地集合にしようって言ったのはイリアじゃないか! | ||
23 | あー、そうだっけ。ま、いいわ。行きましょ。あ、ヒマ潰しに付き合ってくれてありがとね。悪い人ってのは取り消してあげるわ。 | ||
24 | へぇ、そうかい。 | ||
25 | い、イリア、早く行こうよ。 | ||
26 | 怖がんなくても大丈夫よ。この人、見た目ほど悪人じゃないから。 | ||
27 | さあて、それはどうかな。 | ||
28 | あわわ・・・・・・! 行こう、イリア! | ||
29 | あ、ちょっと引っ張んないでよ! | ||
30 | やっと行ったか・・・・・・。まったく、ガキの相手は面倒だ。 |
1 | Toushirou | 職業選択の自由 | |
---|---|---|---|
Line | Char | Translation | Japanese |
1 | えっと・・・・・・つまり、元の世界の土方さんたちは街の人たちを守る仕事をしていたんだな。 | ||
2 | まァ、そんなとこだな。真選組っつってな、江戸で悪さする奴らをとっ捕まえる仕事だ。 | ||
3 | それこそ、あんたに憑依してた男、あの人が俺たちの大将だ。 | ||
4 | はぁ・・・・・・近藤さんが・・・・・・。 | ||
5 | おい、何だその目は。近藤さんが局長だって信じられねぇのか? | ||
6 | まァ、お前の中に入ってた時はちっとばかり情けねェ様子だっただろうが・・・・・・。 | ||
7 | 本当は懐のでかい男だよ。 | ||
8 | 俺はあの人がいるから、真選組にいる。チンピラ警察なんて呼ばれてはいるがな。 | ||
9 | そうだね、あまり警察っぽくは・・・・・・。 | ||
10 | 悪かったな。警察っぽくなくてよ。 | ||
11 | いや、違うんだ! 俺はてっきり土方さんはエージェントみたいな仕事をしているのかと思って。剣の腕も一流だし、頭も切れるから。 | ||
12 | お、そ、そうか・・・・・・。 | ||
13 | えーじぇんとっつーのはよく分かんねえが褒められて悪い気はしねぇな。 | ||
14 | そういうおまえはどうなんだ? なかなか腕も立つし格好もビシッとしてんじゃねぇか。 | ||
15 | あー・・・・・・実は俺、そのエージェントの仕事をやっていたんだ。 | ||
16 | へぇ、やるじゃねえか。 | ||
17 | と言っても、兄さんの代わりのようなものだったし借金も返さないといけなくて・・・・・・。 | ||
18 | 借金だぁ? お前、真面目そうに見えて案外だらしねえ所があんだな。 | ||
19 | うっ・・・・・・。 | ||
20 | まあ、そう気にすんな。 | ||
21 | まだ若いんだ。いくらでもやり直せる。むしろ若いうちは挫折も失敗もしとくべきだ。 | ||
22 | それに、いい歳して万事屋なんつってほとんど無職同然で生きてるバカもいるからな。野郎に比べりゃ未来があるってもんだ。 | ||
23 | あはは・・・・・・誰のことかは聞かないでおくよ。 | ||
24 | にしても、何で借金なんて作っちまったんだ? | ||
25 | それが・・・・・・初出勤の日に痴漢と間違えられたと思ったら列車事故に巻き込まれて、挙句の果てにテロの重要参考人になったりして・・・・・・。 | ||
26 | お前・・・・・・どんだけ運が悪いんだよ・・・・・・ |
2 | Toushirou | 心霊現象 | |
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Line | Char | Translation | Japanese |
1 | おい、ヒューバート。お前、物知りなんだろ? | ||
2 | なんですか、急に。 | ||
3 | 指揮官として必要な知識は身につけているつもりです。ですが、それをひけらかすつもりはありません。 | ||
4 | お、おう。それはともかくちょっと一つ聞きてェことがあるんだが。 | ||
5 | なにをですか。 | ||
6 | 前から気になってたんだが・・・・・・。 | ||
7 | は、はい・・・・・・。 | ||
8 | ワイズマンって・・・・・・ありゃァ、何者だ? | ||
9 | ・・・・・・は? | ||
10 | だから、ワイズマンってありゃ何だ!? 人間か? いや、人間なわけねェよな? アレか? アレなのか? | ||
11 | お、落ち着いてください! アレってなんですかアレって! | ||
12 | アレってお前、アレしかねぇだろ! | ||
13 | 言ってもらわないとわかりません。 | ||
14 | くっ、融通の利かねぇ野郎だな。頭が堅ェって言われねーか。 | ||
15 | 余計なお世話です。 | ||
16 | とにかくよ、俺が聞きたいのはその・・・・・・あいつ、顔はどうした? | ||
17 | 顔・・・・・・ですか? | ||
18 | まるで、のっぺらぼうじゃねぇか・・・・・・。何で顔がねぇんだよ。 | ||
19 | のっぺら・・・・・・言葉の意味がよくわかりませんが彼はこの世界とは別の次元にいるんです。ですから我々には、姿がぼやけて見えるんですよ。 | ||
20 | 別の次元!? ・・・・・・やっぱ幽霊ってことか!? あ、言っちまった! | ||
21 | 幽霊・・・・・・? もしかして土方さんは、幽霊が苦手なんですか? | ||
22 | ぶっ!? んなワケねぇだろォォォ! そんなモン一切信じてねーよ! | ||
23 | そこまでムキになられると肯定しているようなものだと思いますが。 | ||
24 | いや違うから、マジでアレなんか、全ッ然怖くねーから。つーか幽霊なんぞいてたまるかよ、コノヤロー。 | ||
25 | 大の大人が幽霊を信じていたとしてもぼくは子供っぽいと笑ったりしません。 | ||
26 | このことは、誰にも言わず秘密にしておいてあげますよ。 | ||
27 | だから、違うって言ってんだろォ! | ||
28 | そうだ。この浮遊島に幽霊が出るという噂は知っていますか? | ||
29 | なっ・・・・・・おい、マジかよ。初耳だぞ。そんなこと聞いたら外出られねぇだろ・・・・・・。 | ||
30 | いや俺じゃないからね? 幽霊とか信じてる奴がだからね? | ||
31 | そうですね。幽霊を信じている人は大変でしょう。 | ||
32 | ホント大変だよなー、幽霊信じてる人は! どうすんだマジで・・・・・・。 | ||
33 | ああ、そういえば。 | ||
34 | な、なんだ。 | ||
35 | エドナさんの特製お守りがゴースト系にはよく効くと聞いたことがあります。 | ||
36 | へ、へぇ、そうなのか。いや、俺はちっとも興味とかねぇけど。 | ||
37 | でしょうね。鬼の副長と恐れられている人が幽霊を怖がるわけないですよね。 | ||
38 | おう、当然だろ! | ||
39 | それでは、ぼくは用があるのでこれで。 | ||
40 | ちょっと待て。最後に一つ、教えてくれ。 | ||
41 | はい、何ですか。 | ||
42 | エドナって、今どこにいるの? |